フレッシュ美容室創業者の母が96才で旅立ちました。
母らしい人生。
最後まで「あっぱれ」でした。
故郷沖縄に、会いたい人に会い、50年ぶりの知人にも会い、101才の親戚を元気づけ、
帰ってきて3日後に旅立ちました。
沖縄に行く前に、エステをし、髪も染めて、「燃える女にしてくれ」とニューヨークドライカットをして、
おニューの服を着て、
いつものおしゃれ心を貫きました。
毅然とした母は、オシャレがとても好きでした。
「いつもきれいにしとかんなアカン」
「いつも口紅をつけとかんなアカン」
「口紅がなかったら、梅干しの汁でもつけとき」
と言っていました。
食べるのにたいへんな時でも、ピリッとしていました。
「女を忘れたらアカン」
考え方も、している事も、父のようであっても
「女を忘れたらアカン」
年に数回だけ病院に行くときも、
「みんな黒い服ばっかりでイヤや」と言って
黄色いロングベストを着ていきました。
「先生も黒い服ばっかり見とったら元気でえへん」
と言って。
いつも周りの人がよく声をかけてくれて、母に会うのを楽しみにしてくれていました。
「人を元気にする」ことが大好きでした。
最後もピリッとカッコよく、スッキリピカピカの姿でした。
”きれい”になるって!
周りのみんなもhappyになるんですね♪
母はニューヨークドライカットが大好きで、このカットの素晴らしさがすぐにわかってくれました。
習い始めの頃も、長時間モデルになってくれました。
仕事に対する姿勢を身をもって教えてくれました。
「こんないい仕事はない。いい仕事や」と言ってくれました。
同じ道を歩み、目指して、幸せな仕事ができて。
感謝しています。
こころも髪も軽くなるような時間を、これからも届けていきます。